筋膜の役割 〜 筋膜ほぐしだけでなく筋トレやヨガ・ピラティスなどにも有効な知識です!
《 筋膜の理解を深め、身体をもっと上手に動かすために 》
私たちの身体をカタチ作る筋肉や骨、臓器、血管などの多くの組織には、それぞれを結びつけ、全体としてのバランスや連携を保っている重要な存在が『筋膜』です。
それが「筋膜」です。
筋膜は全身に広がる薄い膜であり、筋肉や他の組織を包み込みながらさまざまな役割を担っています。
今回は筋膜の3つの性質について、それらがどのように運動やケアに役立つかを説明します。
①組織同士を区切る境界線をつくる
筋膜は、体内で筋肉や他の組織の間に境界線をつくり、それぞれが独立して機能できるようにしています。
となり同士の組織が互いに混ざり合うことなく、適切な場所で必要な働きをすることができます。
② 組織同士をスムーズに潤滑させる
筋膜が柔軟で滑らかであることで、筋肉や他の組織がスムーズに動き、身体は柔軟に動けるようになります。
この「滑らせる」機能は、ストレッチや筋トレの効果を大きく左右します。
ストレッチや筋トレを行うとき、筋肉を伸ばしたり動作をスムーズに行うためには、筋膜も滑らかに動いてくれる必要があります。
筋膜が固くなっていると筋肉が自由に動けなくなり、ストレッチや筋トレの効果が半減してしまいます。
日常生活においても、筋膜の滑らかさは重要です。
例えば、肩こりや腰痛の原因の一つに筋膜の硬直が関わっていることがあります。
それは単純に動きが固くなるだけでなく、次の『組織間の刺激の伝達』も関わってきます。
筋膜が固くなると、隣接する筋肉や組織が引っ張られ、結果的に動作が制限されたり、痛みが生じたりします。
③刺激や情報を組織間で伝える
筋膜は、体内での「情報伝達ネットワーク」としての役割も果たしています。
あまり知られていないことだと思いますが、筋膜は感覚受容器や神経線維とつながり、身体のあらゆる部分の情報を集め、伝達しています。
これにより、私たちは全身のバランスや動きを微調整しながらスムーズに動けるのです。
前述の肩こりや腰痛の場合、筋膜が固くなることでその周りの筋肉に緊張感が伝わり筋肉を緊張させる=固くしてしまうことが原因の大きな部分を占めていると言えます。
また局所的な動きや刺激が良くも悪くも全身に影響することも、筋膜ネットワークの性質によって起こります。
この特性を理解しておくと、身体全体の調和や連動を意識したトレーニングやケアがより効果的になるでしょう。
まとめ:筋膜を意識した身体の使い方
筋膜はただ筋肉を包み込むだけでなく、身体全体の動きやケアにおいて重要な役割を果たしています。
筋膜を意識して運動を行うことは、筋トレやストレッチ、ヨガやピラティスの効果を最大限に引き出し、怪我の予防や身体のバランスを整えるのに役立ちます。
また定期的な筋膜ほぐし、ストレッチ、マッサージ、運動を通じて筋膜を柔軟に保つことは、身体の動きをスムーズにして、怪我の予防や体全体のバランスが向上させるためにも大切になります。
あらためて筋膜の3つの役割、
「組織を区切る」
「潤滑させる」
「刺激の伝達」
を意識することで、筋トレやストレッチ、ヨガ、ピラティスがより効果的に行えるようにしましょう。
もし、具体的なストレッチや筋トレ、ヨガ、ピラティスの種目で筋膜の働きについてもっと詳しく知りたい方や、どのように意識して動けばよいのかといったご質問がありましたら、お気軽にメッセージをいただければと思います。
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あらためて、こんにちは!
人生100年時代の健やかな身体づくりをサポートする
整体筋トレパーソナルトレーナーの
大森タケシです。
筋トレを単なる「やり方」だけでなく「身体のしくみ」から考えて取り組むことで、
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